永遠の春~沈丁花のパターン~
■ 不老長寿、勝利、栄光(日本、中国)
松任谷 由実さんの「春よ来い」でおなじみの沈丁花のパターン(総柄)。
沈丁花は「ジンチョウゲ」と発音されることが多いですが、「チンチョウゲ」と読んでも間違いではありません。
ユーミンは「チンチョウゲ」と歌っているように聞こえます。
沈丁花の花言葉とその由来
沈丁花の花言葉は、「不滅」「不死」「永遠」「栄光」「不老不死」「勝利」など。
ポジティブで魅力的なものが多いですね。
春先(2~3月)に甘酸っぱくて爽やかだけど濃厚な香りをふりまいている沈丁花ですが、一年中、青々とした葉を付けています。
寒い冬にも葉は落ちることがありません。
「不滅」「不死」「永遠」「不老不死」という花言葉はこのような理由からできたようです。
沈丁花の学名は「Daphne odora(ダフネ オドラ)」。
「ダフネ」は諸事情から月桂樹になったギリシア神話の女神「ダフネ」から来ています。
月桂樹の葉が沈丁花の葉に似ていることから、沈丁花の学名に「 Daphne(ダフネ)」が入りました。
「odora(オドラ)」は良い匂いがするという意味です。さすが沈丁花がクチナシ、キンモクセイとならんで三大香木(さんだいこうぼく)とされているだけありますね。
また月桂樹が勝利と栄光のシンボルであるため、沈丁花にも「勝利」「栄光」という花言葉が加わったと言われています。
沈丁花は中国では縁起が良い花
沈丁花の原産国は中国です。
沈丁花の漢名は「瑞香(ずいこう)」。
中国では「瑞」という字はめでたいことを意味し、沈丁花は縁起の良い花とされています。
そんな縁起の良い花をモチーフにしたパターンです
今回作成したパターンは、春にが来て少しずつ気持ちが明るくなっていくような感じをイメージして作成しました。
そして、ずっといつまでも春のようなフワフワ、ワクワクする気持ちで幸せな人生が続きますようにという言葉を込めて、「永遠の春」と名付けました。
テキスタイルにも合うデザインです。
この柄で作った生地でワンピースやバッグができると、きっと可憐でかわいいはず!
使用ソフト:Illustrator